知りたいことがわかる書類作り〜粗利益編〜
定型≠みんなにとって必要な情報が分かりやすく表示されている書類
〜粗利益編〜
粗利益とは??
売上から、売上を獲得するのに不可欠な費用(飲食店でいえば肉や野菜などの食材費)を
差引いた残額を粗利益といいます。
<粗利益の計算式>
売上-(期首在庫+仕入-期末在庫)
粗利益とキャッシュ
この粗利益、実はキャッシュの増減とは全く関係のない視点で計算されます。
この原因が在庫です。
【例】1,000円で野菜を購入して、その半分を使って、1,500円の売上を獲得した場合
<粗利益>
売上1,500-(仕入1,000-使わなかった分500)
=粗利益1,000円
<キャッシュ>
売上入金1,500-仕入支出1,000=残金500円
キャッシュの把握
ところで、事業者の方にとって大事なのはお金の出入りではないでしょうか?
先の【例】のようにたとえ利益が出ていてもキャッシュが枯渇してしまえば事業継続はままならなくなります。
そこで在庫云々は端に置いておいて、今日の売上(入金)、今日の仕入(出金)で
粗資金(正味の入金)を計算して資金管理をするのはいかがでしょうか?
これから分かること
1、必要資金の獲得状況
2、仕入の巧拙
見込み仕入れ(先行投資)の結果として、回収に先行してお金がなくなりますので、翌日以降それが回収できているか、できていないなら見込み違いは何故おきたのか。
仕入れの巧拙を測る指標にもつかえます。
3、在庫の把握
見込み違いがおきたのであれば、それは在庫になるでしょうし、鮮度に影響するものであれば
それは廃棄対象=ムダ、損失になります。
4、従業員と経営者の在庫情報共有
現場では目に見えて在庫が積み上がりますし、経営者はこの指標でそれが把握できます。
知りたいことがわかる書類作り
皆様それぞれの事業ごとに知りたい情報、解決したい問題は違うと思います。
いま、なんとなく受け取っている書類は本当にそれを解決してくれていますか?
私達と一緒に、もっと意義のある会計資料作成をしませんか?
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