社内統一規格の重要性について
複数の店舗や事業所(営業所)を展開する事業者の方もいらっしゃると思います。
店舗等が増えれば様々な知識経験を有した人が集まることとなり、組織は活性化するという話を聞きますが、そのようなときにこそ、気をつけていただきたいことがあります。
社内財務書類の規格を統一
例えば、現金出納帳は一見月初の残高、月中の使用総額、月末の残高が分かりそれが実現金と合致してさえいれば充分なように感じますが、社内監査などの際には使用項目ごとに「どのような目的で、何に、いつどこで、いくら使ったのか」がわからなければその支出の必要性や適正性の判断ができません。
また売上表に関しても請求書の金額と合致してさえいれば十分なのですが、「どの得意先に、どのような商品を、いついくらで売却したのか」が分かれば、仕入との対応関係が明瞭になり業務の見直しも容易になります。
最後は作成担当者の問題です。例えば「この売上の内容を説明してください」となったときに「担当者が本日は。。」や「異動したばかりで詳細は。。」なんてことも十分に起こりうることです。
社外の人から見れば横のつながりに欠けた組織である印象が残ります。さらには統一された規格を使用しないことは時間のロスにも繋がりそうです。
もし店舗、事業所ごとにそれぞればらばらの書式を使用しているケースがあるのなら、見直ししてみてはいかがでしょうか?
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