在庫=赤字?

事業者の方は決算期、または半期、四半期…ごとに棚卸し(在庫カウント)をするように
担当の税理士さんに言われていると思います。

今回はその在庫のお話です。


在庫とは

仕入れてはみたものの、その時点では消費していない(お店などに残ったままの)モノ等のことです。

ところでこの在庫、

<貸借対照表>では向かって左側の上部に【財産】として表示され、また、

<損益計算書>では期首の在庫より期末のそれが多ければその差額分だけ【利益が多くなる】という特徴があります。

このように一見(良い?)イメージの在庫ですが、キャッシュの面からみると実はあまり面白くない存在です。


なぜ?

それは次のことが理由です。


以上のように在庫が存在するということは、資金の面から捉えれば、

【その分のお金はお財布から出ていったままである(赤字)】という状態を指します。


在庫管理=資金管理

在庫管理ができていれば過剰な仕入(無駄なキャッシュの流出)を防ぐこともできます。

一方でそれができていなければ、どんなに売上(収入)が多くても、収支の面では手残りが少ないという事態を招きます。

このような意味では在庫管理=資金管理といっても良いのかもしれません。

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