貸借対照表の面白みについて②
貸借対照表は一時点の財政状態を示す表でもあります。
財政(状態)
いま財布に入っている現金、銀行に預けているお金、ご自宅を自己所有されている方は不動産(財産)と住宅ローン(義務)、他に身近な例でいえば携帯電話(財産)と携帯会社への割賦払い残金(義務)といったようにその法人(個人)が有している全ての財産と義務の(ありさま)ことです。
余談…財政状態が悪い一般例
財産に対して義務が多く、一度収入が滞ったりする(昨今の例で
いえば、コロナで営業自粛を求められたりした場合)と、早い段階で資金ショートを起こすことが懸念される状態。
一方、財政状態が良い一般例は、収入が滞ってもやりくり可能な期間が
一定程度ある状態をいうようです。
ここで大事なのは財政状態の良し悪しは収入の大小と直接は関係がないという点です。あくまでも一時点における財産と債務の残高バランスがどうかということです。(年収がおおくても。。稼ぎは少ないが。。という話です。)
話を戻して、先の表の右側の【他人に対して負っている義務】は以下の2つに
分けることができます。
→返さなければばらないもの
→返さなくてよいもの
それを表で表すと下記のようになります。
以上に名前をつけると下記のようになります。
他人に対して負っている義務にも関わらず返さなくて良いものがあるのは
いいことですね。
イメージとしては子供にとっての親が一人前になるまでに自分にかけてくれた様々なお金といったところでしょうか。
次回に続きます。
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