貸借対照表と損益計算書の連動性
貸借対照表は企業の一時点の財政状態を示す書類です。
損益計算書は一定期間の経営成績を示す書類です。
それぞれ異なる役割をもつ書類ですが、ある一点で繋がっています。
それは、【損益計算書の結果だけ、貸借対照表の合計額が変動する】
という点です。
以下、例示 …書類向かって左側に貸借対照表、右側に損益計算書を記します。
<期 首>
株主から100万円出資を受ける。
<期 中>
100万円を元手に仕入れを行い、在庫として商品を保有する。
<期 末>
商品を200万円(現金)で販売する。
※利益剰余金とは企業が獲得した利益の累積金です。
以上のとおり、貸借対照表の合計額を期首と期末で比較した場合、
100万円増加しており、損益計算書では同額利益を獲得しています。
皆様のお手元の期首期末もしくは月初月末の貸借対照表増減額と
同期間の損益計算書の損益でそれを確認してみてください。
同様の結果をみることができると思います。
ご興味があれば、損益計算書の利益または損失の分、貸借対照表のどの項目が増減したのかをみてみると面白いかもしれません。
(例示の場合は現金が増加しました。)
次回に続きます...
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