とるべき記録と整えるべき書類

あと数か月で個人確定申告が本格化します。個人事業者の方の中にはすでにまとめを開始し忙しくしていらっしゃる方もいると思います。


外部委託はレシートを送るだけでOK


外部に確定申告の事務手続き一切をお願いされている方は、例年通り1年分のレシートを送るだけで数日後には申告済みの書類とともにそれらが返ってくるというのが通常ではないでしょうか?


整えるべき書類、とるべき記録


ところでレシートを送るだけでOKということですが、次の場合はどうでしょうか?


<事業者は個人Aさんにお金を支払いました。>

その支出が給与経費であると第三者に納得してもらうには通帳にその旨をメモしておくだけで十分でしょうか?


他には、<年末に飲食店で食事をしたことが分かるだけのレシート>

これだけで、それが従業員と忘年会をした福利厚生経費であると伝わるのでしょうか?


レシートを送るだけのリスク


皆様は外部に送ったレシートが全て、適正な項目で、100%経費として計算されているという自信はありますでしょうか?


一方で自分が経費であると主張するレシートは法律的にも堂々とそうだと認められるものだけだという自信はありますでしょうか?


日々のメモ、記録、必要書類の整備


事業もだんだん成長してくると自分一人で事務作業を行うのは煩雑になってきます。しかし全ての収支は使った本人しか、その必要性等を説明できません。一つ一つの行動ごとにとるべき記録をとりましょう。レシート以外の必要書類を整えましょう。それらの作業は税理士にしかできないわけではありません。ご自身でも、また経理人事に長けている人であれば誰もができることです。3月の申告が終わったら少し考える時間を作ってみてはいかがでしょうか?

株式会社 good wAve

経理代行、経理事務、各種財務書類作成代行、財務コンサルティング

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